Undevelopped Negatives

未現像の雑感を慎ましく綴ります。

 
 
 

ささやかな変化

2020年5月最後の週末

早朝、自宅界隈を歩いていると、いつもと異なる音に気づきました。至るところで道路などの補修工事が再開されているようです。そういえば、緊急事態宣言の前後からぱったりと工事がとまっておりました。工事に伴う騒音はあまり歓迎されないことが常ですが、ぱったりと止んでしまうと非日常的な空間を作り出す一因となる、、、なんとも皮肉なものですが、なるほど都会では工事にまつわる騒音もありふれた環境音の一つとも言えるのかもしれません。

緊急事態宣言が東京でも解除され、徐々に経済活動が復帰し始めています。最も身近なところでは先に紹介した深夜~早朝の時間帯の工事の再開の他、一部飲食店の営業再開も大きな変化ですね。緊急事態宣言の解除を待たず閉店してしまった例も多く胸が痛みますが、徐々に休眠状態だった経済が息を吹き返しつつあることを感じます。

思いのほか盛況なお店

いわゆる1000円カットと言われる散髪店で長い列ができていることには驚きました。しかしよく考えれば多くの方が自粛期間中に散髪を我慢していたということですよね。オフィス勤務を再開したりお客さまと対面する機会が多くなる方ならまずは身支度から整えたいというお気持ちが強いでしょうから、もっともなことだと思います。

アフターコロナという言葉に象徴されるとおり、おそらく社会には大きく不可逆な変化が生じていることと思います。契約の電子化の議論が一気に進んでいることでも明らかな通り、法律や企業法務の世界も無関係ではありません。この過渡期を好機と捉え乗り越えたいものです。

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