「当事務所」というマジックワード
“I” or “We”?
海外の依頼者の方とメッセージのやり取りする際や重要な書面を作成する際、主語にとても悩むことがあります。私自身が弁護士として法的助言を提供する場合、多くのケースでは、「私は~と考える」と表現すれば良いのですが、法律事務所として依頼者と書面を交わす場面(例えば委任契約を締結する場合)に主語をどうすべきか苦悩することがあります。
“We“として良いのか、
個人事務所なのだから”I”とすべきなのか、それとも
法律事務所として “the Office”とか“Focus-Aid”とすべきなのか
私の選択は、、
“We”にしてみました。現在の所属弁護士は一人ですが業務時には協働したりお手伝いをしてくださる方がいらっしゃることなど踏まえると誤りというほどではないかなと思いまして。個人事務所を運営されている皆さんがどうされているのか実に興味深いです。
日本語の書面なら迷わず「当事務所」という表現を用いるのですが、英語だと語感の違いやビジネスマナーも考慮して自然な表現にしたいという余計な悩みが増えるという話でした。こういうささやかな経験の蓄積というものも楽しいものです。