電子署名
電子署名の普及拡大
この1年間で電子署名を用いた契約締結が著しく増加いたしました。日本でもいくつかの事業者が提供するサービスがシェアを伸ばしておりますが、米国などではDocuSignが主流のようです。
クロスボーダーの取引ですと、かつては署名ページのコピーを各当事者が契約締結当日に回覧し、後日製本するという手法が一般的でしたが、電子署名を活用すれば各当事者がメールアドレスさえ保有していれば利用できますので契約の締結手続が用意かつ迅速になります。
完全電子化への道程は長いか
先日、契約当事者の一部が紙ベースの締結を強く主張し、一部当事者(海外)がDocuSignでないと対応できないと主張したことから調整に時間を要する面倒な事態が発生しました。電子契約の有用性の理解はもちろん、このような契約形態が広く認知されあらゆる取引に活用されることが何より重要であるように思いました。