最初のご依頼

記念すべき第一号案件？

開業直後、前勤務先からのご紹介で欧州のとある国のプラットフォーム運営会社の案件について打診がありました。前職からの継続案件ではなく、事務所開設後の記念すべき第一号案件か！？とにわかに色めき立ったのですが、残念ながら受任をお断りすることになってしまいました。というのも、オンライン上のプラットフォームを通じて日本で提供しようとするコンテンツの内容が複数の法律に抵触する可能性が高く、仮に地理的理由で本邦政府の捜査権が及ばない可能性があるとしても、そのようなコンテンツの提供について依頼者を助言することが正しいという確信が持てなかったからです。そのコンテンツ分野の最新の議論（各種報道や同種コンテンツによる国内の被害者の対応状況など）を提供しつつ、丁重にお断りする運びとなりました。

本当の第一号案件

捨てる神あれば拾う神あり、と申します。その直後に以前からお付き合いのあった依頼者のご担当者から継続的な案件についてご相談いただく機会に恵まれました。めでたく第一号案件です。開業直後の雑多な事務作業も一息ついていよいよ業務に集中したいというタイミングでの大変ありがたいご依頼でした。いつかこの依頼者の方にこのご依頼が最初のご依頼でどれほど嬉しかったかとお伝えしたいと思います。いつかその機会が訪れるまでは粛々と誠実にご依頼いただいた業務を進めていこうと思います。