Undevelopped Negatives

未現像の雑感を慎ましく綴ります。

 
 
 

見えない壁

心動かされた話

先日、とある資産形成支援団体の代表の方とお話しする機会がありました。国民の資産形成という観点から独自の哲学をお持ちで長期的な資産形成に最適な商品の選択に役立つ金融商品の比較ツールの開発に携わっておられる方で、大変な情熱をお持ちの方でした。金融事業者という立場ですとどうしても事業収益性に伴う不信感、いわゆる「見えない壁」のようなものが働き消費者が懐疑的になってしまいがちですが、そのような領域も意に介せずあらゆる方面で発信をなさっておられるようでした。官庁で同様のテーマの政策に携わっていたころの自分を思い出し、身が引き締まる思いでした。

見えない壁

この方の熱弁を心して伺っていた時のこと。感極まって、身振り手振りが大きくなって、「そう、その通り!」と私に向けて右手で指差しなさろうとしていました。その瞬間、現れました、見えない壁(アクリル板)が。ゴンと鈍い音とともにその見えない壁がテーブル上でガタガタとしばらく軋んでいたわけですが、もちろん皆さん大人です、誰も笑ったりしません。私もです。しかし、その30秒後くらいでしたでしょうか、その方がテーブル下で手をにぎにぎしていらっしゃるのに気づいてしまいまして、思わず吹き出してしまいました。痛かったのでしょうね、突き指していらっしゃらないとよいのですが。

皆さん、見えない壁を(ほどほどに)破りましょう!Break the wall!

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