米SEC: AI等を用いたサービスに関する利益相反排除規制に関する意見募集
最新技術の活用と利益相反排除
2023年7月26日、米SECは、証券会社や投資アドバイザーがデータ予測分析(Predictive Date Analysis/PDA)などの一定の最新技術を用いる場合について、顧客の利益よりも自社を優先するアルゴリズムを排除又は中立化することを義務付けることなどを内容とするルールについて意見募集を開始しました。(参考)
日本の実務への影響
日本においても証券会社や投資運用業者において一定の選択肢や情報入力をもとに将来の見込みについて情報提供する機能が提供されておりますが、その際に自社に有利な分析結果を提供するようなアルゴリズムが組み込まれている場合は誠実公平義務、忠実義務及び顧客本位の業務運営の観点から問題ありとされる可能性が高いと考えられますので、ご紹介します。