英FCAによるmotor financeに関する利益相反的コミッションの禁止施策
2020年7月28日、英FCAは、カーディラーやモーターファイナンスブローカー等が自動車購入に際して提供されるファイナンス利率連動型のコミッションを禁止する旨をPolicy Statementにおいて明示しました。これは自動車を購入時に消費者が負担する金利が高利率になればなるほど高額のコミッションが発生する仕組みが消費者の利益と衝突することからこれを禁止するものです。
同種の規制としては、英国のRDR (Retail Distribution Review)やMiFID IIにおける独立アドバイザーに対する報酬規制があり、日本においても同様のアプローチの有用性について当局が言及しています(令和元事務年度金融行政方針p31)。